新卒が見た奇妙な風習~「社訓唱和」に隠された、会社という名の洗脳~

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4月。 この季節は、期待に胸を膨らませた新入生や新社会人が華々しくデビューを飾る。もちろん、我々も昔そうであったように。

◇社会人としての記憶と、初心を振り返る

考えてみれば、初めて会社に出社した日を覚えているだろうか。会社に勤めて15年。その記憶はすでに薄れつつある。というか、もうほとんど覚えていない。 どんなに嫌な上司や意地悪な同僚であっても、誰もが最初は、慣れない環境に適応しようと一生懸命に頑張っていた時期があるのではないか。最近、そのように考えるようになった。

◇入社初日の洗礼「社訓唱和」

話は戻るが、当社では出社初日に入社式を行い、その後は社長講話、昼食会、役員講話、そして翌日以降の業務説明といった流れである。簡単に言えば、このようなスケジュールだ。

まず新入社員が度肝を抜かれたであろう入社式での「社訓唱和」。どうやら今年は、昭和で数えるとちょうど100年だという。当社だけ、昭和100年をそのまま生きているように思える。

「社訓唱和」はその名の通り、社訓を大声を張り上げながら唱和するものだ。それも普通ではなく、足は肩幅に開き、腕は後ろに組み、役員が社訓を唱和した後に新入社員が復唱するというシステムになっている。この時点で、当社に入社したことを後悔する新入社員は少なくないだろう。私がそうだったように。

◇「会社ってこんなもの」という洗脳

入社した会社がいきなりこんな有様では、この先やっていけるのかと不安になる。しかし、意外に思われるかもしれないが、「会社ってこんなもんなんだ」と思う新入社員は多数いる。なぜなら、その会社以外を知らないからだ。

これはほぼ洗脳に近い。最初は異常だと感じても、毎日それが続くと次第に当たり前になってしまうものだ。挙句の果てには、社訓唱和で声が小さい人を馬鹿にするようになる始末。

◇ブラック企業の儀式に思うこと

「社訓唱和」。 ブラック企業に入社した生贄の儀式としては、まさにうってつけである。なぜこんな儀式が生まれたのか、誰が何の目的で考えたのかは不明だが、会社というものは、なぜこれほどまでに不思議な風習が残ってしまうのだろうか

みなさんの会社にも、奇妙な風習はありませんか?

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